こんにちは!
スタジオパーソナル新宿御苑店の宍倉です。
突然ですがふくらはぎが第二の心臓と呼ばれているのは
ご存知でしょうか?
今日はふくらはぎが第二の心臓と呼ばれている理由と
ふくらはぎの役割について話していきたいと思います。
その前に心臓の役割から話していきますね。
心臓は全身に血液を送り出すポンプとして機能しています。
心臓の鼓動よって動脈へ血液を送り出し、体全身を一周した後、
静脈を通ってまた心臓に戻ります。
心臓を経由して動脈を通して全身に送り出すという繰り返しです。
余談ですが、人間の細かい毛細血管を含めた全身の血管を
すべてをつなげ合わせると、地球を2周半してしまいます。
多少なりとも個人差はあると思いますが、それだけの
長い血管を、小さな心臓1つから血を送り出してるなんて
驚きですね。
また、血液には酸素のほかにも数多くの栄養分を体全身に
運ぶ役割があります。血液の循環が活発になるというのは、
健康にも良い影響があるということです。
人間は、両腕や両足を失っても生き続けられることができますが、
心臓を失ったら最後。心臓が止まれば、体全身の血液循環も止まるため、
生命活動の停止につながります。
そのため、体の中でも最も重要な器官の1つであります。
さて、そんな心臓ではありますが、体の中に実は「第2の心臓」があります。
それが冒頭でお話しした「ふくらはぎ」です。
心臓は身体の上の方にあり、重力の関係で、
下半身の方の血液を心臓の方まで上手く戻すことが出来ません。
よって下半身に溜まってしまった血液を心臓の方へ戻しているのが
ふくらはぎのポンプ作用です。
人間は二足歩行なので、下半身に血液が溜まりやすくなっています。
また、血液の70%は、下半身に集中しています。
その血液を心臓の方へ戻すために、人間にはふくらはぎの筋肉で血液を
心臓に戻す仕組みが生まれたと言われています。
普段、歩くなどの動作によってふくらはぎのポンプ作用が働いていますが、
デスクワークや、運動不足による筋力の低下により、ふくらはぎのポンプ作用が
しっかり機能せず、血のめぐりが悪くなり代謝が落ちている方も多いです。
特に女性の場合は筋肉量が少ないので、男性よりも血液の循環が
悪くなりやすい傾向にあります。
とはいえ、下半身には全身の筋肉の3分の2が集まっています。
歩くというのは、主に下半身を動かす動作です。
つまり、歩くことは、筋肉の3分の2以上を同時に動かすことになります。
全身の3分の2以上の筋肉を動かすことで、
心臓のようにポンプの役目を果たし、血液の循環がよくなります。
そのため「第2の心臓」と呼ばれています。
普段、皆さんが行っている歩くという動作、
意外と過小評価しがちですが、実は体の3分の2以上を一度に
動かしていると聞くと、印象が変わるのではないでしょうか。
血流が悪くなると疲れが取れなかったり、体が冷えやすくなったり、
汗がかけなくなったりといろんな症状が出てきます。
もし心当たりがある方、朝の通勤などで一駅分歩くなど
歩く距離を伸ばしてみるといいかもしれませんね。
宍倉
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